同人サークル 誹謗中傷されたり攻撃されたときの対応
最初に
「こんなことを言われた!」と凹んだり傷ついているあなた。
「なんで私だけ?私に??」と思っても、同人活動をしていて攻撃されるのは特別なことではありません。
他のサークルさんもみんな一度や二度、似たようなことをされています。
思いつめずに、怒りや悲しみを収めて、客観的に対応を考えましょう。
これって嫌がらせ?注意してくれてるだけ?とお悩みの方へ
不快に感じる文章を受け取った場合、それはあなたを傷つけるための行為だと判断しましょう。
「相手も悪気はなくて、私にも悪いところがあった」と、おっしゃる方がいますが、悪気がなくてもその相手は自分を傷つけるような言葉を選んで伝えてくる人間です。
丁寧な口調での問い合わせやアドバイスも、あなたが不快に感じたのならそれは嫌がらせだと思って対応しましょう。
真面目に悩んで筆を折られててしまうサークルさんを多く見てきましたが、自分を傷つける相手を気にする必要はありません。
■多い嫌がらせの種類と基本的な対策
- pixivのタグあらし(タグ消しやタグに暴言入れてくる)
- pixivメッセージへの丁寧な口調でのアドバイス(味方のフリをして諭して来る場合もあり)
- TwitterDMへの某スレ貼り付け
- Twitterへの不躾な暴言リプ
- ご意見ボックスへの暴誹謗
- マシュマロへの丁寧な暴言(諭してくるパターン)
- 悪意が感じられる質問
上記は私が受けたり見たり聞いたりした嫌がらせ行為ですが、これらは軽度な部類です。
この程度であれば、サークルさんはあえて騒ぎ立てません。
なぜ騒がないか。
反応する→嫌がらせしている方を喜ばせることになるからです。
作品削除や謝罪をする→嫌がらせをしている方をいい気にさせ、更に付け回されます。
なので、これらの行為を受けても慌てず、証拠を保存(画面キャプチャ)→アカウントブロック&通報&削除できるコメントやタグなら削除→スルーをおすすめします。
SNS上、ネット上では一切この件について触れてはなりません。
「こんなことをされた」と言って慰めてもらうのもいいですが、それを見た嫌がらせをしている側が更にエスカレートする可能性があります。
怒りが収まらない場合はひと目に触れぬ所で気のしれた友人にぶちまけます。怒りでも悲しみでもなんでも受け止めてくれる友人へぶちまけることで落ち着きます。
友人が受け止めてくれたら、即座に制作活動に戻ります。
長い時間悩むことは嫌がらせしてきている相手の思うつぼです。
相手が誰で、何を望んでいるかなど考える必要はありません。
ただ、不快な思いをさせたいだけです。
ぽつぽつ嫌がらせが来る程度の方ならこれで対応できます。
相手が100%悪くても、喧嘩を買ってはいけません。
時間も体力も思考力も削られます。
なにより騒ぎを起こしたあなたから、巻き込まれたくない人が離れる恐れがあります。
賢明な方ほど、トラブルには巻き込まれたくないと距離を取りますので、気づいたらあなたがジャンル内のトラブルメーカーと思われてしまう可能性があります。
あなたは被害者ですが、反応した時点で、周囲からはジャンル内でトラブルを起こした人と認識される可能性があるのです。
嫌がらせを受けないための自衛策
嫌がらせをしてくる相手から、目をつけられないようにする
目をつけられるパターンは2パターンあります。
- Twitterで鼻につく発言が多い(原稿進捗、友人関係、私生活、子供、旦那、仕事のことを呟きすぎている)
- 人気がある
1.に関しては自重する、できないならTwitterはやめましょう。
無意識に鼻につくような自慢話になっていることが多いです。
例)○○さん(大手サークル)と食事した。子供が賞をもらった。○○の仕事で褒められた。旦那が、カレシが、家が、などなど。チラチラと自分の自慢ネタを呟いている方要注意。
私生活の情報をツイートする行為は、アンチに叩くネタを与えていることになり、非常に危険です。
常に見られていることを意識して、「これは言っても大丈夫かな?」と考えることが必要です。
同人アカウントで萌え以外の話をすることはやめたほうが無難です。
2.あなたの人気に対する妬み、嫉妬です。
例)pixivでランキングに入る、ジャンル内でブクマが多い。Twitterで拡散されやすい。
サークル参加時は壁か誕席になる。
1と2を併せ持つ方は目をつけられる可能性がぐんと上がります。
とはいえ腹の虫が収まらない
そうですよね。
わかります。
自分以外だって、人気のある人や痛い発言をしている人は山ほどいる。なぜ自分が。
分かります。たまたま暇な人間の目に止まってしまったのです。
いつかぎゃふんと言わせてやろう、という気持ちは分かります。
ここからは、書き込んだ人物を特定するための手順をご案内します。
嫌がらせの相手を特定する手順→これは長くなるので次の記事で書きます。
ざっくり説明しておくと、ネットでの「匿名」は匿名ではありません。
「発信者情報開示請求」でネット上の投稿者を高確率で特定できるようになりました。
そのためにはとにかく証拠が必要です。すべての嫌がらせ行為を保存します。
画面キャプチャでOKです。
相手のアカウント名や内容、そのときの日付が分かるように画面全体のキャプチャが望ましいです。
最近では嫌がらせのコメントをしてきてすぐに消してしまう輩もいますので、すぐにキャプチャをとる習慣を心がけてください。
ネット犯罪に詳しい弁護士に相談すると、お金はかかりますがその掛かったお金も含めて嫌がらせをしていた相手に請求できます。
時間と労力と金はかかりますが、どうしても相手を特定したい方は、
特定できますのでがんばりましょう。
そこまでできない、でも我慢できない方へ
嫌がらせ行為をしている側に一泡吹かせてやりましょう。
「自分に嫌がらせ行為を繰り返している人物を特定するために、ログは十分溜まったので、「発信者開示請求」をしようと思う」などとTwitterで呟くだけでも効果はあります。
心当たりのある人間は慌ててネットを「発信者開示請求」で調べるでしょう。そして証拠を消して回ります。
嫌がらせ相手は自分が特定されるのを嫌がるため、大抵はこれで嫌がらせは収まります。
あまり煽りすぎると悪目立ちをしてしまいますので、やんわりとさりげなく、自然なツイートで相手をビビらせてやりましょう。